施主さんのリクエスト
- 海を見ながら生活できる家
- 独立した子ども部屋
- 開放的な吹き抜け
- 土地の形に合わせた間取り
家づくりのコンセプト
海が見える立地を生かし、日々の生活が楽しくなるような異国情緒も漂う特別な空間を軸に、土地の形状が整っていないという個性も生かした家づくりを意識して設計しました。階段の途中から海が見えるように窓を設置することで、吹き抜けではなくとも開放感を感じられるお気に入りのポイントになるように工夫しました。
【外観】
壁面にはアクセントでブルーを使用し、より愛着が湧くようなかわいらしい印象に。車が行き交う道路側は、玄関や窓などの開口部を必要最小限にして、住人のプライバシーにも配慮した造りになっています。ガレージの上を利用して設けた寝室のバルコニーからは、海を一望することができます。季節によって変化する海の表情を夫婦で楽しめる特別な空間にしました。
【キッチン】
白を基調としたカウンターキッチンスペース。勝手口のドアから光が多く差し込み、明るく爽やかな空間になっています。
【ダイニングリビング】
ダイニングの一部に作業用カウンターを設置したことで、窓から外を眺めながらちょっとした作業をしたり、家事の合間にひと息入れたりできる空間としても利用できます。
【水回り】
シンプルで落ち着いた色合いの洗面所とバスルーム。一日の始まりや終わりに使う場所は、できるだけシンプルでリラックスできるような空間に。トイレにはペンダント照明を設置し、壁面のデザインクロスとも相まってアクセントになっています。
【寝室】
たっぷり収まるクローゼットを開くと、花柄のクロスに出迎えられて、服選びや片付けも扉を開く楽しみの一つに。個性的で飽きがくることが心配なクロスは、扉などで隠れる場所での使用をお勧めしています。扉を開けるたびに、ますますお部屋に 愛着が湧くポイントにもなりそうです。
【階段】
当初は吹き抜けを予定していましたが、敷地の形状の都合もあり断念することに。リビングに近い海が見える場所に階段と縦長の窓を設置し、海が見えるようにしました。吹き抜けの要素を残したことにより、開放的な気持ちのよい空間が生まれました。
【子ども部屋】
子どもたちの自立や独立性を促し尊重できるようにと、完全個室の子ども部屋を2階に配置しました。クローゼットの中は、元気いっぱいでポップな印象の柄のクロスを使用しました。