04 K様 二世帯住宅

施主さんのリクエスト

  • 二世帯住宅
  • 両宅のバランス統一
  • 縁側と庭がある家
  • 豊富な収納

【外観】
交通量が多い通り沿いは斜めの大壁を設置。生活感や家族の住居への出入りなどのプライバシーを確保しつつ、西日を遮る役割も担っています。1階、2階に分かれた二世帯それぞれのライフスタイルを尊重し、ほどよい距離感を保てるように玄関や階段につながる動線は交差しないようにしました。二世帯でありながらも、それぞれが独立した住宅の造りになっています。


1階

【玄関】
窓際に配置したペンダント照明の影がワンポイントになり、シンプルななかにも華やかさを演出します。暗くなりがちな玄関ですが、足元に明かり取りの窓を設けることにより、風と光が通り抜ける癒しの空間を作っています。

【リビング】 
南向きにつけた4枚の窓は、全開にすると窓4面分の開口部が生まれるため、風や太陽の光をより多く取り込むことができ、庭と一体的な空間にもなります。

【和室】
リビングに面した和室にも4枚の窓を設け、風通しの良い開放的な空間を作りました。庭にお孫さんが遊びに来た時も自由に出入りができ、その様子を眺めながら過ごすことができる場所になりました。

【キッチン】
白を全面に使ったキッチンは洗練された雰囲気も持ちつつ、清潔感も感じさせます。台所の神様であり、家を守ってくれるとも言われる火の神(ヒヌカン)は、壁を掘り込み収納しました。キッチンのイメージ統一もはかりつつ、全体を見守っているような配置にしています。カウンターキッチンにすることで、家事をしながら庭やリビング、和室などすべての空間にも目が行き届く場所になっているため、より動きやすい造りになっています。

【パントリー】
キッチン隣に配置したパントリーは、買い置きできる食材や鍋などのキッチン調理器具、掃除機など生活感が感じられる家電などの収納場所としても活躍。家事の動線に配慮し、調味料や食材の管理がしやすい便利な空間になっています。明かり取りの窓もあるため、暗さもなく倉庫や収納スペースと感じにくい場所になっており、家事のスペースとしても利用が可能です。

【収納】
家族の服を収納するウォークインクローゼットは、バスルームなどの水回り近くに配置。入浴前の着替えの準備や、水回りに近い物干し場から取り込んだ衣類を収納しやすくし、隣り合ったスペースで目的が完結します。

【収納】
水回り付近の廊下には、水回りで必要な雑貨類(シャンプーリンスや石鹸、掃除に使う洗剤など)をまとめて収納。棚の最下部にはお掃除ロボットルンバも定位置として収まり、目的にあった物を使用する場所から近い位置に収めることで、水回りをすっきり清潔に保つことができます。

【トイレ】
大理石調のタイルを使い、品のある印象に。少し広めにスペースを取っているため、お客さまも落ち着いて過ごすことのできる空間になりました。壁面の小さな棚には夫婦のお気に入りを飾ることで温かみも感じられます。


2階

【玄関】
玄関入って右側に面した壁面には、羽板と呼ばれる細長い木板を並べたルーバーと壁付き照明を取り付けることで木と明かりが織りなす落ち着いた印象で家族やお客さまを出迎えてくれます。柔らかな配色を取り入れ、明り取りの窓から光も差し込むことから温かみも感じられる場所になっています。

【リビング】
テレビなどの配線をすっきりさせるため、壁に埋め込んだ配管にしたことや南に面した4枚の窓をつけたことで1階との統一感も感じさせながらも、家族のライフスタイルにあった配色で開放的な心地よい空間を作っています。

【ダイニング】
リビングに面したカウンターキッチンの隣には、ダイニングテーブルを設置したりカウンターテーブルを置いてスタディースペースを作ることで、家事をしているそばで子どもたちが勉強をしたり、1日の終わりにひとりの時間をのんびり過ごしたり使い勝手のいい空間になりました。カウンタースペース上段にある窓からは緑が見えることや空間照明とも相まって生活のなかにリラックスできる雰囲気を作りだしています。

【キッチン】
ダークグレーでメリハリをつけたキッチンは、生活を一番に担う場所でありながらも生活感を感じさせない大人の雰囲気も漂う場所に。IHクッキングヒーターやシンク周りには必要最低限の物だけを置くことで、清潔感を保ちながら日々、新しい気持ちで料理を作ることができます。背面にはたっぷり収納できるスペースを確保することで、お皿から鍋、買い置きや保存食まで収めることができ、効率よく動くことができます。

【子ども部屋】
北向きの窓から一年を通して安定した優しい光が差し込むお部屋です。子どもたちがリラックスして過ごすことができ、また集中して勉強ができるように意識して作りました。1階同様に戸袋に収めた引き戸を使うことで個室にもでき、子どもたちの成長に合わせてプライベートも確保できる空間利用も可能になっています。上下階でプライベートとパブリックに利用する部屋を同じ位置にすることで、なるべく騒音が気にならないように配慮しました。

【収納】
1階と同じように家族の衣類を収めるウォークインクローゼットは、物干し場となるベランダへ引き戸で直接出入りが可能になっています。そのため、洗濯を取り込んだ後の動線も便利で、使い勝手のいい収納を目指しました。

【水回り】
室内洗濯機置き場も兼ねた洗面所は、全体を白で統一し清潔感を感じさせる場所に。

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